四国事業所 生産・技術部 技術グループ

2009年入社/地球惑星科学専攻修了

これまでのキャリア

四国事業所 製造部 製造三グループ(2009年~2010年)

四国事業所 製造二部(2010年~2015年)

四国事業所 生産・技術部 技術グループ(2015年~現在)

どうして、太陽石油を選んだのですか?

 学生時代に地学を専攻し、地質学や気象学、天文学などを幅広く知る中で、石油の生成・蓄積の過程を学び石油業界に興味を持つようになりました。私が学んだ理学府は同じ理系でも工学部などと比べると技術面での即戦力という点から就職にはやや不利といわれるなかで、私は学んだ知識を活かせる化学系メーカーや石油元売の業界を中心に就活を行いました。
太陽石油を選んだ理由としては、「エネルギー面から人々の暮らしを支える」という大きな使命に魅力を感じたことです。また、私自身が愛媛県出身なので、太陽石油には以前より馴染みがあり、不安に感じる部分が少なかったことも大きかったと思います。

今まで担当してきた業務と現在の仕事内容は?

 入社1年目で、当時建設中の「残油流動接触分解装置」(RFCC)の運転開始メンバーとして配属されました。準備室段階から携わり、完成後は運転業務、運転管理業務を担当しました。同期3名が配属されたのですが、まだ経験のない新入社員の私たちが会社に期待してもらえたことは嬉しかったですし、全社挙げての大型プロジェクトに入社後すぐに関わらせてもらい、仕事ができたことは大きな力になったと思います。
現在は技術グループに所属し、装置の増改造、省エネ管理、各種反応に使用する触媒の選定・寿命管理など、幅広い視点から装置の収益性と安全性を高める業務を行っています。RFCCの技術支援をメインの仕事にしており、運転部門から技術的なサポートを求められることが多く、機器ごとの能力の上限や、触媒の運転上の指針等について検討し、アドバイスをしています。これまで培った運転に関する知識をフルに活用している感じです。印象に残っているのは、2件の装置能力増強プロジェクトを担当したことです。エンジニアリング会社や当社の工事部門、運転部門等と協力し、無事に大型プロジェクトをやり遂げることができました。

仕事をしていて嬉しかったエピソードは?

 自分が担当したプロジェクトの工事が完遂した後、実際に装置を運転するまでは内心ドキドキしています。検討段階で、計算上や機器のデータシート上では問題なく運転可能であっても、実際に運転をしてみると思わぬ問題が発生することもあるからです。もちろん、問題が起こらないように私たちはさまざまな視点から機器の能力や安全性等を十分に確認した上で仕様を決定しているのですが、やってみるまではわからない部分もあります。実際に装置を運転してみて、所定の能力を発揮した時は本当に嬉しいです。上手くいった時の安堵感、満足感は何ものにも代え難いものです。
その経験によって自信がつき、また次の仕事に繋がっていきます。仕事をする上では上手くいかないこともありますが、気持ちを切り替えて前向きに考えて取り組むようにしており、そうした日々の積み重ねが力になっています。

職場や部署の雰囲気は?

 技術グループは化工計算等のデスクワークがメインですので、比較的静かな職場環境です。各自が担当業務を黙々と行っているので、少し近寄り難い雰囲気のようですが…怖くないですし暗くもありません(笑)。
技術グループ員は運転部門から配属されることがほとんどで、装置の運転技術はもとより、チームワークやコミュニケーションについても現場でしっかりと学んできた人たちばかりです。トラブルが発生すれば応援にいって互いにフォローし合うという経験を積み重ねてきています。ですから、集中すべきところでは集中し、チームとして業務を行うときはしっかりとコミュニケーションを取ります。休憩時間などは和気あいあいとした雰囲気ですし、オンとオフのメリハリがきいた職場だと感じています。

就職活動中の学生へ向けてメッセージをお願いします。

 企業ホームページや就活サイトに記載してある内容だけでなく、先輩訪問などその企業で実際に働いている人に会える機会があれば、ぜひ「生の声」を聴いてみてください。雰囲気などが直にわかるのでおすすめです。また、業界や分野にこだわらず、広い視野で見て、将来自分がありたい姿を実現できる企業かどうかをじっくり考えるといいと思います。

1日のタイムスケジュール

8:00 出社  
8:30 モーニングミーティング  担当装置の運転状況を確認
9:00 作業 製造部から依頼された装置余力確認用の化工計算
10:00 打合せ グループ内で触媒余寿命の報告
11:00 作業 事業所内の省エネ状況の確認
12:00 昼食  
13:00 打合せ エンジニアリング会社と装置増強プロジェクトに関する打合せ
15:00 資料作成

プロジェクト設計書類の内容確認

プロジェクトに関する関係部署の意見集約

17:00 退社  

オフの時間の過ごし方を教えてください。

 4人の子どもの父親として子育てに奮闘中です。我が家は夫婦共働きで、妻と休みが合わないこともあるので、休日は子どもたちと一緒に過ごすことが多いです。自分一人の時間は少ないですが、子どもたちと過ごす時間はかけがえのないもので、彼らの成長する姿を明日の糧にしています。

先輩社員紹介