太陽石油の石油化学工場は、本州最西端の県である山口県の宇部(うべ)市にあります。
瀬戸内海(せとないかい)に面した工業地帯となっています。
「花と緑と彫刻(ちょうこく)のまち」として、宇部(うべ)市内には多くの彫刻(ちょうこく)が設置(せっち)されており、野外彫刻(ちょうこく)の国際コンクール・展覧会(てんらんかい)が2年に1回、開催(かいさい)されています。
製造設備(せいぞうせつび)では、エチレンとベンゼンから不要なものを取りのぞき、発泡(はっぽう)スチロールなどの原料となるスチレンモノマーを作っています。
山口事業所では、環境(かんきょう)に関する目標(環境(かんきょう)マネジメントシステム)を定めて、環境(かんきょう)管理の国際規格(こくさいきかく)であるISO14001の認証(にんしょう)を取得(しゅとく)しました。
PDCA(Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価(ひょうか))→Act(改善(かいぜん))というサイクルのもと、組織的(そしきてき) ・継続的(けいぞくてき)に環境改善(かんきょうかいぜん)に取り組んでいます。
原料や製品を運ぶタンカーがつく桟橋(さんばし)は、付近の会社と共同で利用しています。
「石油コンビナート等災害防止法(さいがいぼうしほう) 」という法律(ほうりつ)の関係で、山口事業所は付近の2つの会社と一緒に「1つの特定事業所」として届出(とどけで)しています。そのため、3つの会社で定期的に合同防災(ごうどうぼうさい)委員会を開いて、情報交換(じょうほうこうかん)をすることで連携(れんけい)を深めています。また、宇部(うべ)・小野田地区特別防災区域防災協議会(おのだちくとくべつぼうさいくいきぼうさいきょうぎかい)という、防災(ぼうさい)に関する組織(そしき)にも入会して、同じ地区にある他の会社との連携強化(れんけいきょうか)に努めています。
その他、敷地内(しきちない)で使用している重油(じゅうゆ)・LPGは近くの石油会社の工場から、直接(ちょくせつ)配管をつないで送ってもらっています。防災(ぼうさい)についても、その石油会社と協定を結んで、協力し合う関係を築(きず)いています。
このように、付近の会社と連携(れんけい)しながら運営しています。