2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた トランジション戦略

当社は、「輝く太陽のように」を企業理念に掲げ、総合エネルギー企業として、地球環境との調和を図り、安全と安心を提供し、豊かな社会づくりに貢献するとともに、事業活動を通じて、社会のみなさまとの融和を図り、積極果敢な挑戦によって新たな価値を創造し、持続的に成長する企業を目指しています。

この度、当社グループは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)におけるシナリオ分析に基づくリスク・機会を踏まえ『2050年のカーボンニュートラル(CN)社会の実現に向けたトランジション戦略』を策定しました。

リンク先:TCFD提言に関する情報

当社グループのGHG排出量目標(Scope1+2)

エネルギーの安全性を前提とした安定供給、経済効率、環境適合の同時達成を成し遂げる為に自社事業活動に伴うGHG排出量(Scope1+2)を2030年度までに2013年度比で30%削減を目指します。

また、2050年度には自社GHG排出量のネットゼロを目指すとともに、供給する製品の低炭素化を図る事によりCN社会の実現に貢献していきます。

※GHG排出量にはCO2以外の温室効果ガス排出を含む
※太陽石油・南西石油の2社を対象とする

低・脱炭素化に向けた取り組み

  • 製造設備における省エネルギーを推進するとともに、製造設備・自家発電におけるCN燃料への転換に向け「波方ターミナルを拠点とした燃料アンモニア導入・利活用協議会」に参画し、検討を進めています。
  • 次世代燃料・CN製品の供給に向けバイオマスや廃プラスチック等の廃棄物を原料とした分解油の製造および原油代替として製油所での活用検討を進めています。
  • 現在廃プラスチックの大半は焼却処分され、大量のCO2を大気中に放出しています。当社では廃プラスチックからプラスチック原料に戻すケミカルリサイクルの検討を進めています。
  • 次世代燃料であるSAFやRD(リニューアブルディーゼル)は大気中からCO2を吸収した植物を原料とするため、航空機やトラック・バス・船舶等の燃料代替とすることでCO2排出量の大幅削減が期待されています。当社では、グループ会社である南西石油をサイトにエタノールを原料としたSAF・RD製造・供給の検討を進めています。

カーボンニュートラル達成に向けたロードマップ※1

※1 政府の方針、市場の動向、そして技術開発の進歩に応じて柔軟に戦略の変更を行います。

※2 バイオマス/リサイクル原料を処理し、自家消費燃料を化石由来からバイオマス/リサイクル原料由来に転換する事で、CO2排出削減に取り組みます。